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『どならない子育て』に学ぶ、子どもへの伝え方4つのポイント

こどものあそびばには私が読んだ子育て本が数冊置いてあり、お子様を遊ばせながら読んでいるママさんやパパさんもいらっしゃいます。

ただ、忙しくてなかなか本を読めない方もいると思うので、『どならない子育て』のポイントをまとめてみました。

『どならない子育て』とは

著者:伊藤徳馬

著者の伊藤徳馬さんは、普段茅ヶ崎市役所で働いている2児のパパ。

伊藤さんの仕事は児童相談や児童虐待対応のとりまとめなどで、その関係で子どもへの伝え方、ほめ方、叱り方を身に付ける「コモンセンス・ぺアレンティング・プログラム(CSP)」に出会い、自身もCSPトレーナーとして講座を開くように。

CSPの講座を受けられない方でも、なるべく多くの人が気軽にそのエッセンスに触れられるようにと書かれた本が『どならない子育て』です。

何歳から使える?

私が自分でやってみたところ、程度の差はありますが、言葉を理解し出す2歳くらいから有効に使えると思います。

『どならない子育て流』伝え方のポイント

行動を具体的に表現する

「いいかげんにしなさい!」
「何度言ったら分かるの!」
「いい子にしなさい!」

これらはよく使ってしまう叱り文句で、子どもの方も「うん、分かった」といってしまうのですが、実はあまり分かっていないか、親がイメージしているものとは大きな差があるそうです。

長い言葉で色々なことを説明しても子どもには伝わらないので、「ベッドから降りて」のように、シンプルに1文で伝えることが大切です。

肯定的表現を使う

「〇〇しないで!」ではなく「〇〇して」という肯定的表現を使うことで伝わりやすくなります。

「目を開けないで!」

「目を閉じて!」

どちらがすっと入ってきて、すぐに行動に移せますか?

否定的表現だと「今している行動はダメだ」と分かりますが、「ではどうすればいいのか」が伝わらないので指示に従いにくいのだそうです。

共感的表現を使う

これはよく言われることですが、「〇〇したい気持ちはわかるよ、でもね…」という話し方をすると、子どもは自分の気持ちを分かってもらえたことで指示を受け入れやすくなります。

また共感的表現を使うことで、気持ちと行動を切り離し、子どもの人格を否定せずに行動だけを指摘することができるようになります。

環境を整える

話をする(子ども側からすると話を聞く)環境が整っていれば話は伝わりやすいです。

子どものそばまで行って目線を揃えて話し、できれば周りに子どもの注意を逸らすものが無い環境が望ましいです。

まとめ:自分でやってみた結果

そもそも私の言っていることが伝わっていなかったというのは目から鱗でした。

特に「いいかげんにしなさい!」「早くしなさい!」はよく使っていたので、自分の伝え方がまずかったためにどなってしまったことは子どもに申し訳なかったなと思います。

そして、具体的に話せば伝わることに関してはどならなくて済むようになったので、結果としてどなる回数が減りました。

残念ながらゼロにはなっていませんが、少なくとも意味の通じないどなり方はしなくなりました。

子育てには「こうすればうまくいく」というような正解がなく、日々色々悩んだり試したりしている方が多いと思いますが、「知っている」ことで解決することもあるのだと学びました。

科学的根拠に基づいたカリキュラムが学べる『ギフト教育』という子育て講座があるみたいで、少し興味が湧いてきました。

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